ミッション・ビジョン・クレド | 有明興業都市開発株式会社
有明興業都市開発の「Mission・Vision・Credo」私たち有明興業都市開発では、企業として果たすべき「Mission(存在意義)」、その先に目指すべき未来である「Vision(経営方針...
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本日は、当社の創業の原点から今後の展望まで、楠本統括にじっくりとお話を伺います。
楠本さん、よろしくお願いいたします!
楠本(統括部長):はい、よろしくお願いいたします。未来の仲間となる皆さんに、私たちの想いを直接お伝えできることを楽しみにしています。
ー創業の原点と、秘めたる想い
ー起業当初のストーリー
ーミッション・ビジョンの確立、未来への羅針盤
ー転換点、成長への軌跡
ー今後の展望
佐:まず、当社の創業のきっかけについてお聞かせください。
楠:私がこの会社を立ち上げたのは、前職である解体工事業に従事していた経験が大きく影響しています。もちろん、解体工事は私たちの事業の柱の一つですが、当時の業界は、正直なところ旧態依然とした体質が残っていると感じていたんです。
そんな中、社会全体でSDGsへの関心が高まりはじめたこともあり、私は建設現場から出る廃棄物に強い関心を持つようになったんです。「これは何か新しい挑戦ができるチャンスではないか」と感じたのが、創業の大きなきっかけでしたね。
廃棄物って、建設業界ではあまり真正面から向き合われていないテーマでしたから、そこに大きな可能性を感じました。
佐:社会課題として、どんなところに問題意識を持っていたんですか?
楠:建設業界では、「造る」こと、そして「壊す」ことに注力する一方で、そこから必ず発生する廃棄物に対して、意識的に目を向ける場面が少ないと感じていました。処分にコストがかかることは理解されているものの、その実態をしっかりと把握している方はごくわずか。リサイクルという言葉は知っていても、その仕組みを深く理解している方はほとんどいない状況だったと思います。
佐:なるほど。そんな問題意識をお持ちだったのですね。改めて楠本統括ご自身の当時の職歴やご経験についても教えていただけますでしょうか?
楠:私は、前職までゼネコンで建築・土木両方の工事施工管理、設計事務所で建築施工図や火力発電所のボイラなどの機械設計、そして解体工事会社で工事の施工管理、計画、営業など、幅広い業務に携わってきました。これらの経験が、今の私の視点や考え方の土台となっています。
佐:会社を立ち上げたときは、どんなメンバー構成だったんですか?
楠:創業当初は本当に少人数で、工事部に3名、環境事業部に2名、そして総務に2名という体制でした。まさに、ゼロからのスタートでしたね。
佐:今では50名近い規模に成長しましたよね👏
成長の原点となった、最初のお客様や案件はどのようにして獲得されたのでしょうか?
楠:前職時代にお付き合いのあったお客様に声をかけて、まずは私たちの存在を知っていただくことから始めました。地道な活動でしたが、信頼関係があったからこそ、少しずつ仕事につながっていったのだと思います。
佐:創業期に苦労されたこと、また嬉しかったことはどんなことですか?
楠:まだ会社としての基盤となる思想が確立されていない状況でしたので、苦労というよりも、むしろ新たなものを創り上げていくワクワク感の方が強かったですね。もちろん、当初は小さな一歩かもしれませんが、会社として少しずつ形になっていく過程には、大きな喜びを感じました。また、前職のお客様から「解体工事だけでなく、他の分野にも目を向ける考え方は素晴らしく魅力的である」という言葉をいただいた時には、大きな自信につながりました。
佐:創業当時から、建設業界に特化した環境事業の可能性を感じていらっしゃったのですね。
楠:はい。先ほどもお話したように、業界内でこの分野に詳しい方や関心のある方が少ないと感じていたので、私たちの提案次第では、大きなシェアを獲得できるのではないかと考えていました。
佐:現在のミッションやビジョンは、どのように形成されていったのですか?
楠:グループの主力事業が廃棄物リサイクルであったこともあり、この会社に転職した時点で、私の着眼点や思想にも大きな変化がありました。これまでは「社会貢献」という言葉だけが先行して行動が伴っていなかったのが事実。しかし、新たな業種・分野を知ることで、私の思想や目標設定に、全く新しい軸が生まれたように感じています。
佐:事業が大きく飛躍する転機となった出来事は何でしたか?
楠:お客様であるゼネコン自体、廃棄物管理は形式的に行っているものの、コスト面などで課題を抱えていました。そこで、私たちの提案を試験的に導入していただいた現場で、廃棄物の大幅な圧縮とコスト削減が実現できたのです。その結果、各ゼネコンの本社の環境部署から、私たちの取り組みが推奨されるようになり、これが大きな転機となりました。
佐:試験導入いただいたお客様にはほんとに感謝ですね。それが当社の事業の柱までに発展したわけですから。その過程の中での失敗経験とその学びはありますか?
楠:現場に常駐し、様々な関係者とコミュニケーションを取りながら調整を行う業務の中で、他業者からの依頼などを「良かれ」と思って安易に引き受けてしまい、本来の業務を滞らせたり、依頼を遂行できずに迷惑をかけてしまったことがありました。この経験から、私たちの業務範囲と責任を明確に定め、不要なリスクを回避することの重要性を学びました。
佐:私も現場に同行する機会があるのですが、メンバー全員がお客様の期待に応えようと真摯に向き合っているのを肌で感じます!!
佐:会社が大きく成長した時期はいつ頃で、その理由は何でしょうか?
楠:上記の常駐管理による廃棄物の圧縮・削減によるコストカットに加え、品目によっては搬出ルートを最適化し、より安価な搬出先をご提案したり、有価物として買い取りを行うなど、現場から発生する廃棄物のコンサルタントのような立ち位置として認識されるようになったことが大きいです。
また、私たちの常駐管理を導入した現場は、どこも整然として清潔な状態が維持されており、それが各ゼネコン本社の方々の目に留まり、私たちの取り組みをスタンダードなものとして取り入れようという動きにつながったのだと思います。
佐:今後のビジョンについてお聞かせください。
楠:私たちは、業界の固定観念にとらわれず、「当たり前」になっていることにも常に疑問を持ち続けていきたいと考えています。人材不足が叫ばれる現代において、人の手による作業を減らすことは重要なテーマです。AIや最新のデバイスを活用し、オペレーション、データ分析・管理など、あらゆる場所からコントロールできる仕組みを構築していきたい。
一方で建設現場(建設業界)から離れ、一般廃棄物にも裾野を拡げていく。
リユース・リサイクルという視点で捉え直せば、もっと多様な展開が可能になるはずです。
例えば、アウトドア複合施設(BBQ、川遊び、キャンプ、グランピング、サウナ、農園などのアクティビティを盛り込んだ施設)を自分達で造り、発生する廃棄物の管理も自ら責任を持って行う(コテージなども設置し、こちらは賃貸も可、いつでも気軽に別荘気分。)
様々なものを循環させて利用していく過程を子供たちにも体験させていければ、本来求める循環型社会に少しづつでも辿り着けるのではないかと考えています。
佐:楠本さん、本日は貴重なお話ありがとうございました!
楠:ありがとうございました。
求職者の皆様、私たちの想いに共感し、共に未来を創造していける仲間をお待ちしています!