天地人は、衛星データを使った土地評価コンサルを行っているJAXA認定ベンチャーです。現在、プロジェクトマネージャーや事業開発はじめ、様々なポジションの積極採用を行っております。天地人のことをより深くお伝えすべく、入社の決め手や、業界のポテンシャル、仕事のやりがい、チームのカルチャーを掘り下げる社員インタビューシリーズを始めます。今回は、カルチャー&リレーションズ部のHR担当・川瀬さんにお話を伺いました。
プロフィール
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川瀬 菜々子(かわせ ななこ)/鹿児島県(離島)出身
カルチャー&リレーションズ部 HR担当
新卒で鉄道会社に入社し、新幹線の乗務員として勤務。20代後半でワーキングホリデーを利用しカナダに渡る。帰国後は一貫して人材コンサルティングや企業人事を経験。現在はカルチャー&リレーションズ部でHR業務全般を担っている。
島育ち、けれど未練なし
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ーー本日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします!
ーーまず川瀬さんの現在のお仕事の内容をザックリ教えていただいてもよろしいでしょうか?
2025年1月に発足した新チーム「カルチャー&リレーションズ部(以下:C&R部)」で主にHRを担当しています。現在はフルタイムで週5日働いていますね。
ーーそういえば前回インタビューした青木さんから川瀬さんへ、質問を預かっていたんでした! 「いつか生まれ故郷である島に帰る予定はないんですか?」とのことですが。
ないです(キッパリ)。
ーーえ! それはどうして。珊瑚礁に囲まれた島でのスローライフは、なかなか手に入らない暮らしだと思いますが。
ん〜、なんていうか、東京が好きなんですよねぇ。逆に島は退屈で、たまに帰ることもありますが結構すぐ飽きちゃうんです。昔はよく兄と海へ行って、決まった珊瑚にいつもいる番の魚を一夏中観察したり、ウミガメと泳いだりもしていました。高校まで島にいたんですが、それらの情景は既に当たり前のことになっていて。私の性格もありますが、過去いた場所にノスタルジーを抱くことはほとんどありません。
ーーワーキングホリデーで2年ほどカナダに滞在されていたそうですが、その時もホームシックなどには……?
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一切かかりませんでしたね(キッパリ)。
ーーたくましすぎる!!!
〈そんなたくましすぎる川瀬さんの詳細な経歴はこちらの記事に!〉
天地人に転職のきっかけは「カオスな感じにワクワクしたから」
ーー天地人にはどういった経緯で入社されたのですか?
現C&R部マネージャーの青木さんとは前職が同じで、当時からかなり仲良くさせていただいていたんです。青木さんが転職してからも休日のご飯会は定期的に開催していて。青木さんがフリーランスの期間を経て天地人にジョインしたあたりのタイミングから、「川瀬さんいつ天地人にジョインしてくれるの!?」って話がちょこちょこ出ていたんです。
私自身、そこまで頻繁に転職をしたいタイプではなかったので毎回適当に話を受け流していたのですが、青木さんの口から聞く当時の天地人の話がもう、あまりにも大変そうで。会うたび会うたびに状況は変わっていくものの、ずっとカオス。そこにすごく惹かれてしまったんです……。そして、青木さんとまた働きたいなと思ったんです。 以前同僚だった会社では、実際の業務で一緒に働くことはなかったんですけど。
ーー(笑)。青木さん、当時のことは覚えていますか?
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▲青木(C&R部マネージャー)
青木:はい、実際大変でした(笑)。天地人の立ち上げからそこまで時間も経っておらず毎日が初めての困難の連続で。そのことを素直に川瀬さんに相談していたんだと思います。「こういう時ってどうしたらいいかな?」って感じで。いつも親身に話を聞いてくれて、的確なアドバイスもくれるんですが、会社に関わる具体的な情報は話せないのがもどかしくて、だから「川瀬さんも天地人に入ろうよ」って言っていた記憶があります(笑)。川瀬さんが入ってくれたら天地人のHR領域が一気にドライブする感覚もあったんですよね。
ーー前職で一緒に働かれていたからこその感覚ですね
青木:実は前職では一緒に働いたことがなくて。ただ仕事ぶりを見ていたり話を聞く中で「顧客に対する期待値コントロールが素晴らしいな」という印象を持っていました。お客様に対してYES/NOをはっきり告げることって簡単ではないんですね。できることとできないことを明確にした上で、条件をすり合わせる、合意形成をしてプロジェクトを前に進める。バランス感覚と根性がいいな、と思っていました。
ーーなるほど。当時川瀬さんの感じた「カオスな感じに惹かれる」というのは、掘り下げるとどういう動機があったんでしょう?
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元々そういう性格なんだと思います。何も起きていないところより何か起きているところに身を置いておきたい、穏やかでゆっくりしたところよりザワザワしていて早い流れの中に身を置いておきたい。人生の岐路に立った時、いつもそういう風に選択をしてきました。それで後悔をしたこともないので、性分なんだと思います。
ーーだんだんサイヤ人にインタビューをしているんじゃないかという気がしてきました。
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▲カオスを見つけるとワクワクしてしまう川瀬さん
天地人のカルチャーは「向学心」と「当事者性」、「フラットなフィードバック」
ーーある程度のカオス度を見込んで入社されたのだとは思いますが、それでも入社後にギャップを感じる部分などはありましたか?
ジョインしたのは2024年の4月だったのですが、入社して1日2日で摂取した情報量が前職までの1年分に相当するほど、情報の物量感がすごかったです。正直事業内容に対する理解は全然足りていなかったと感じました。HPなどから事前に読み取れるものはインプットしていたつもりでしたが、中に入ってアクセスできる範囲とはあまりに乖離がありました……。
ーー事業内容的にも外部にオープンにできる情報に制限があるのは仕方のないことですが、それでももう少し情報発信の部分で工夫の余地はありそうですね。入社してみて感じた天地人のカルチャーについてはいかがですか?
これまで3社ほど見てきた中で明確に天地人のユニークなポイントだと思ったのは「向学心のある人が多い」ことと「会社に対し当事者意識を持っている人が多い」こと、「感情抜きでフラットなフィードバック文化がある」ことですかね。
例えば天地人では「カフェテリアHQ」という福利厚生を導入していて、導入時に全体に向けてオリエンを行いました。普通の会社だったらそれで終わりで、使う人もいれば使わない人もいる、という感じだと思うのですが、天地人ではあるエンジニアの方が「カフェテリアHQの価値を最大限享受するためのハック術」といった旨の講座を企画してくれて、これに結構な人数が参加されていたんです。HRからなんのアナウンスもしていないのに、ですよ。そういったことが頻繁に、種々のテーマで起こっています。
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天地人では自分の所属していないチームのミーティングにも自由に参加していいという風習があって、例えばエンジニアチームの知見共有会に経理の方が参加していたりする。これはなかなかないことだと思っています。業務に対し直接的な実益のないことについて個人がリソースを割き、それにちゃんとリスペクトが集まる雰囲気があります。
ーー情報のキャッチアップに関して苦労したことはありませんでしたか?
うーん、私は特になかったと思います。先ほど言ったように分からないことがあれば他チームの打ち合わせに参加することもできますし、Slack上では基本的に全てのチームのチャンネルがオープンになっていて、そこに情報を取りにいくこともできます。PRマネージャーや画像解析エンジニアの方が日々のインプットを垂れ流す用のチャンネルがあったり、情報の出面という点ではこと欠かないです。あくまで本人に能動的に情報を取りにいくマインドがあれば、の話ではありますが。
プロダクト愛のある方と働きたい。そして島には帰らない
ーー採用活動に際し今後の課題を教えてください!
2025年は今までより「攻めの採用」を意識していきたいと思っています。wantedlyをはじめとした採用コンテンツの拡充に加え、採用イベントへの出展など、チャネルを拡大させていきたいですね。一方で、スキルのある方であれば誰でもいいということはないので、受け入れる天地人側でカルチャーをしっかり言語化しておくことや、それにマッチする方を着実に採用していくことが求められます。
ーー現在、どんな方を採用したいと思っているのでしょうか?
まずはプロジェクトマネージャーや事業開発の経験がある方。それに加え個人的には「プロダクト愛」を持っている方とご一緒できればと思っています。天地人の事業内容を理解し愛を持った上で、各個人の内発的動機とリンクさせて馬力を発揮してくれるような、そんな方を探しています。「天地人で〇〇がしたい!」と、そこまで明確な意思を持っている方だと嬉しいですね。
ーー本日はインタビューのお時間をいただき、ありがとうございました。最後に改めて、いつか島には帰らないのですか?
帰りません。東京が好きだからです(キッパリ)。でも地元には、なんらかの形で恩返ししたいとは思っています。
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