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【メンバー座談会】クリエイターにとって新聞広告は面白い?

朝日新聞グループの一員として、主に紙面広告やWEBサイト、冊子などの制作を担う(株)ディーイーシー・マネージメントオフィス。新聞社の仕事ってちょっと堅苦しい? 新聞広告って地味でつまらない?どんな人たちが働いているの? 現在も新メンバー絶賛募集中のDEC社員が語り合いました。


扱うジャンルは膨大、表現方法はかなり自由


―初めにみなさんの仕事内容と、それぞれの役割を教えてください。

ナカジマ 朝日新聞社の依頼を受けて広告や広報物を制作するというのがこのチームの主な仕事で、私はここでチームリーダーを務めています。自分自身デザイナーやアートディレクターとして制作にフルコミットしながら、案件管理や制作ディレクション、チーム全体のマネジメントまで幅広い業務を担当しています。

オザキ 新聞広告とひと言で言っても、シンプルでオーソドックスなデザインから奇抜でユニークなデザインまで、クライアントや企画内容によって求められるものは違うので、常に刺激があります。簡単ではないですが、常に「今は何が求められているか」を意識しながら仕事をするようにしています。

アベ 僕も同じくアートディレクターですが、新聞社以外からの受注案件を担当することもあり、主にDMやレスポンス広告を制作しています。スピードと正確性が求められるので、新聞とはまた違うプレッシャーがありますね。新聞社の仕事では、ほぼ白紙の状態からクリエイティブ全般の提案を求められる案件もあって、苦労も多いですが面白いですよ。

ヤスダ 自分はWEB案件のディレクションと制作が主な業務となります。クライアントの要望を聞き取り、与件を整理し、相応しいアウトプットを考えてメンバーや協力会社とリソースの調整をし……とやることは多岐にわたりますが、いつもクライアントの予想の「斜め上」をいく提案を心がけています(笑)。

ホッタ 私は編集ライターとして、取材・執筆、編集などの業務を担っています。新聞広告が扱うテーマは、医療や教育、食品、自動車、エネルギー、重工業、金融、IT、不動産、旅行、出版、エンタメまで本当に幅広いので、案件に応じて常に正確で新しい情報をインプットすることが不可欠。ライターとしても個人としても、日々学びが多く、成長できる環境です。

ノダ 新聞広告というと全面にどーんとビジュアルがあって、1行のキャッチコピーと数行のボディコピーで構成されているような紙面をイメージすると思いますが、僕たちDECのライターの場合はがっつり調べて取材して数千字書く、みたいな仕事も多いです。


―みなさんそれぞれどんな経験を積んで今の仕事に就いたのですか?

アベ もともとデザインの勉強をしていたんですが、学生の頃に雑誌で佐藤可士和さんが紹介されているのを見て、アートディレクターという仕事に興味を持ちました。卒業後は地元のデザイン会社に就職したあと、もっと仕事の幅を広げたいと思って転職したのがDECです。

ナカジマ 私はベタですが子どもの頃から絵を描くのが好きで、通信簿でも美術と図工はいつも5だけどそれ以外はちょっと……だったので(笑)、自然にこの道に進んできた感じです。最初は冊子や店頭POPなどのSP(セールスプロモーション)系がメインの制作会社で、その次の会社で新聞広告に携わるようになり、Webデザインもやるようになって現在に至っています。

ヤスダ 自分は専門学校を卒業して、最初はアニメ関係の商品やパッケージを制作する会社に勤めました。学校ではグラフィックデザインを勉強したんですが、就職後にWebデザインやプログラミングの基礎を独学で覚え、DECでは動画やミニゲーム制作もやるようになって。今は何と名乗るべきなのか自分でもよくわかりませんが、名刺には「テクニカルディレクター」と書かれています。

オザキ テクニカルってそういう意味だったのか(笑)。僕はデザインとは関係のない大学出身ですが、社会人になってからこの世界に興味を持ちました。なので、デザインのことは全て現場で学んできました。

ナカジマ 「言われてつくるだけ」という人がいないのがこのチームの特徴かなと思います。それぞれがクリエイターでありながら対クライアントの窓口や進行管理も兼任して、ある意味全員がディレクターのような動き方です。初めから新聞広告だけやってきたという人はいなくて、みんな違うメディアや制作環境を経験してきたことが今に活かされていると思います。


真面目でやさしい?プロフェッショナル集団


―今の仕事のやりがいや面白さはどんなところですか?

ホッタ この仕事をしていなかったら一生会えなかったはずの人たちに直接会って話を聞いたり、深掘りしようとは思わなかったであろう分野について学んだりできることです。例えば、ゲノム、蓄電池、水素エネルギー、アジア史、戦争犯罪、医療的ケア児、子どもの貧困、メキシコ古代都市、コンピュータ音楽……など挙げるとキリがありません。もちろん下準備や膨大な事前勉強が必要なことも多いですが、それも含めて面白みを感じます。

オザキ とにかくいろんな業種のデザインに関われることですね。あとは新聞というメディアのメリットとして、自分の制作したものがとても多くの人に届くということです。自分がデザインした紙面を電車のなかで読んでいる人を見かけた時はちょっと感動しました。

ナカジマ 新聞という「お堅い」メディアにどれだけ新しい表現や華やかさを持たせて、自分らしいデザインに仕上げられるか。そこはチャレンジングだよね。


―そんなチームにメンバーとして加わることのメリットや、おすすめポイントはどんなことですか?

アベ 少数精鋭の部署なので、社外のカメラマンやイラストレーターさんと協業する機会も多く、ディレクターとして成長できる環境です。著名人の取材や撮影に立ち会うこともあり、一流の方々と接することは刺激にもなります。

ヤスダ 何にでもチャレンジできる可能性があるのは確かですね。手を挙げる人にはチャンスがまわってくる社風ですし、トップとの距離も近いので社内でこんなことをしたいといった提案もしやすいです。

オザキ 僕はこのメンバーのなかでは社歴がいちばん浅いんですが、入社して感じたのはクリエイティブをすごく大事にしてくれる会社だなということです。リモートワーク可だったりフレックスタイム制だったり、クリエイティブのメンバーが働きやすい環境に配慮してくれています。


―チームの雰囲気はどんな感じですか?

オザキ みんな真面目ですね。

ホッタ うん、真面目。でもそれは冗談も言えない雰囲気ということじゃなくて、仕事に対して真面目、真摯ということ。私はそれがすごくいいと思う。

ナカジマ プロフェッショナルな意識を持ったメンバーがそろっています……というと怖そうに聞こえるかもしれませんが、手を抜かず自分のやるべきことを追求する人たちの集団という感じです。

ノダ 基本的にみんな好きでやってる仕事だから、やり始めると集中しちゃうんだよね。

アベ そうですね。仕事中はみんな寡黙だけど内に熱いものを秘めていて、知れば知るほど魅力のある人が多いと感じます。

好奇心とやる気があれば技術はあとからでOK!


―今後どんな人に仲間になってほしいか聞かせてください。

ナカジマ さっき話したようにプロフェッショナル集団なのはいいんですが、チームの平均年齢も高くなってきたので(笑)、私たちにはない価値観を持った若いクリエイターが加わってくれると嬉しいですね。ぜひ新しい風を吹かせてほしいです。

ヤスダ 技術やセンスは正直あとからどうとでもなるので、何よりやる気・積極性のある人を希望します。そしてもうひとつ大切なことが柔軟性です。まわりの先輩たちから学ぼうという積極性と、クライアントの無理難題もしなやかに打ち返す柔軟性。自分もそのふたつだけで乗り切ってきたようなものですから。

ホッタ この仕事には面白みも刺激も学びも多いけれど、それはやっぱり難しさや苦労と表裏一体なんですよね。高めのハードルも全部まるごと面白がれるような人、とことん調べることや考えることが好きな好奇心のある人には向いているかなと思います。


―最後にあらためて。新聞の仕事って楽しいですか?

オザキ 新聞って、みなさんが思っているよりカラフルで華やかで作りがいがありますよ。雑誌に負けないファッショナブルな紙面もあるし、クライアントの要求にクオリティで応えるというのはやりがいもあります。あまり先入観を持たずにチャレンジしてほしいですね。

アベ 実際に携わるまで、新聞広告というのは制約が多くてデザイナーにとって面白い仕事ではないと思っていましたが、実はできることが多いしクリエイターとして遊べる余地もあります。あと、新聞社の人たちも実はかなりユニークです(笑)。

ノダ 昔はマスに届ける媒体といえばテレビか新聞ぐらいしかなかったけど、今は他にもいろいろあるなかで、「新聞を使う」ということに対して明確な意図や狙いを持ったクライアントが多いと感じます。その期待に応えることは難しいけど面白いです。

ホッタ 新聞は近ごろ「オールドメディア」と揶揄されることもありますが、玉石混交の情報があふれるなかで新聞にできることはまだ多いし、今後カタチは変わってもその役割がなくなることはないと思っています。そんな新聞という舞台で、本気で「書く」「伝える」ことに向き合っていける仲間と出会えたらうれしいです。

ナカジマ 絵も動かない、音声もない限られたスペースで情報や世界観を伝える。そして掲載は1日限りの一期一会。新聞広告は、そんな特殊な媒体です。難しそうに感じるかもしれませんが、ここにいるメンバーもみんな「初めて」を積み重ねてここまで続けてきたので、ぜひ最初の一歩にチャレンジしてほしいと思います。


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