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たこ一(いち)の異常値は、水産だけじゃない

前回に引き続き、「社長が気付いてしまった、たこ一の“おもろさ”。」について伝えていきたいと思います。

 3年前にたこ一の社長に突然就任することになった僕は、決算書を眺めながらもう一つの「異常値」に気付いてしまったんです。 

売場面積に対する売上高の異常値に…。

 

業界用語で「坪効率」と言います。一坪当たりの年間売上高が1,000万を超えているという事実です。

 

特に驚いたのは、「たこ一千里丘店」です。

千里丘店の年間売上高は、およそ7億円。売場面積を調べさせてみると、


なんと…36坪というではありませんか!?(笑)(コンビニサイズです。)

 

んっ???

(売場面積の業界平均は472坪、坪効率は400万と言われています。)

年間売上高÷売場面積(坪数)=坪効率を計算してみると、1900万を超えています。

業界人ならこの「異常値」に気付かない人はいません。

 

年末(12月)の売上が異常に跳ねていた(1億円!?)ので単月数値を抜き取ってみると、さらに驚きました。


坪効率がなんと2800万もあります。

(しかも、営業時間は10時~18時半で、ですよ!)

本当なのか?という疑問符とともに、視察に行ってみると、「なるほど。」これは納得の数字だと思いました。狭い店内には所狭しに置かれた商品群と、それを買いに来られるお客様の数(来店客数)に納得したわけです。

 


「こんな小さな店に、これだけのご来客が!」

 

一度見た人は、カルチャーショックを受けるのではないでしょうか。

 

抱いた疑問符は納得感へと転換され…僕は気付いてしまったのです。


この「たこ一」という会社の“おもろさ”に。同時に、その「可能性」に気付かされてしまったのです。

「たこ一」にどんどん魅了されていきました。社長としての「ワクワク感」が自分の中で増していくことに気付かずにはいられませんでした。

 

「この会社はすごい。まだまだ伸びる。」

 

そう確信しました。

全店舗の平均坪効率を調べてみると、なんと1,050万円もあります。

業界平均は、400万ほどです。業界平均の2倍以上。これは「異常値」だと思いませんか?

 

小さな店でたくさんの売上を上げるということのメリットを考えてみました。

  • 家賃に対する生産性が高い
  • 運営コスト(光熱費、人件費)の最小化が可能
  • 出店場所を選ばない(隙間に出店できる)
  • 顧客との距離の近さの実現(地域密着)

これらはすべて大手スーパーとの差別化戦略に直結します。


だから、この異常値は経営者には「魅力」なんです。“おもろい”!!

だけど、忘れてはならないのは。小さな店のデメリットです。

本来、小さな店が集客することは難易度が非常に高いんです。

なぜなら、多様化する現代の消費行動のなかで「便利さ」を捨てないといけないからです。

お店の規模が大きくなれば、あらゆる商品の品ぞろえが可能ですが、小さな店では限りがあります。

レジの台数も限られ、駐車場もありません。

実際に、精肉コーナーには「鶏肉」しか置いてません。



様々な「不便さ」を乗り越えて集客するためには圧倒的な「特徴」がなければ集客できないことは容易に想像いただけるのではないでしょうか。

 

これらのデメリットを凌駕する“おもろさ”が「たこ一」にはあるということです。


そこを深堀せずに社長は務まらない。そう思ったわけです。僕の探求心に火が付きました(笑)

「たこ一」には小さな店というハンデを乗り越えるだけの「特徴」が実在しているわけです。

それにも徐々に気付いていきます。それはまた次回、書いてみたいと思います。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました!!

ますます、「たこ一」に興味がわいてきませんか?



行ってみたい!見てみたい!働いてみたい!

是非、そう思ってください(笑)

 

次回は「なぜ小さな店が年間420万人もの来客を獲得しているのか」というテーマで、その秘密を公開していきたいと思います。

 

乞うご期待!!(笑)

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